2009-02-01 18:42:27
ボクのアメリカ滞在記 vol.7
山崎さんのお兄さんと出会ったことで、ボクはようやくマンハッタンの街を自由に歩けるようになった。

ライブの情報はヴィレッジプレスという情報誌を見れば全部分かることも教わった。ヴィレッジプレスは雑誌ではなく。週刊のタブロイド紙で新聞スタンドに置いてあった。

ボクにはもう一人会いに行かなければいけない人がいた。

修子さんの友達で、ボクに修子さんを紹介してくれたのがミッチャンだった。彼女はジャズボーカリストで、ボクと彼女は横浜のクラブの仕事で知り合ったのだ。

彼女はボクと出会う前にマンハッタンにしばらく居たことがあって、ボクがマンハッタンに行くというと、何人かの友人の連絡先を教えてくれたのだった。

そのうちの一人、ボビーという名の黒人の家をボクは訪ねることにした。

しかし、そのボビーの家は山崎さんのお兄さんが、行かない方がいいと言っていたイーストサイドにあった。

でも、せっかく教えてくれたのに、訪ねないのは悪いというか、もったいないような気がして、ボクはイーストサイドのボビーの家に向かった。

道を歩いていると何度も黒人が寄ってきて「一ドル貸してくれ」だの「一ドルくれ」だの言ってきた。

もちろん、取り合ったらおしまいだと分かっていたし、まして財布なんか出そうものなら、どうなるか分からない。ひたすら英語がまったく分からないふりをして、振り切って歩いた。

ボクはボビーの家を見つけてベルを鳴らした。そこは見るからに古そうなボロアパートだった。

しかし、出てきたのは黒人の女性だった。ボビーは男のはずだったのに…
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